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オンライン辞書,Dictionary


No.204
作文
2016-05-02
出身: 日本
居住: 日本
20代 女性
ログイン名: 聖徳太子の末裔
タイトル:顔をしらない人へのSNS上での言葉遣い
   私は、大学に入ったばかりの新入生とのSNS上でのやり取りに悩んでいる。私は学習院大学の映画研究部と言う部活の広報を担当し、主にまだ部活やサークルに入っていない大学一年生を映画研究部に勧誘するために連絡先を交換したり、LINEやTwitterなどのSNS上で入部を呼び掛けたりする仕事を担っている。今年は50人以上と連絡先を交換したが、SNS上で相手をしている一年生の多くは顔と名前も一致していないことが多いため、相手の言葉遣いが相手をつかむ唯一の手がかりである。しかし、1人1人が異なる環境で育ってきたため、それぞれが違う言葉遣いで反応する。例えば、「本日、3限後に映画研究部の部室に伺います。よろしくお願い致します。」ととても丁寧な言葉遣いをする人をいれば、「自分、今日部室にいってもいいっすか?」というとても丁寧とはいえない言葉遣いをする人もいる。
そこで起こる問題は、SNS上で相手全てに同じ言葉遣いで接するべきか、一人一人の言葉遣いに合わせて自分も言葉遣いを変えるべきか悩むということだ。もし、同じ言葉遣いを選んだとしても、SNS上というお互い顔もわからない状態でやりとりをしているため、このやりとりの時点で自分の印象、さらに映画研究部の印象が決まってしまうので、言葉選びに非常に困るのだ。また、もし相手に合わせて言葉遣いを選ぶとしても、実際にあって話すときにも相手一人一人にSNS上と同じ言葉遣いをしないと印象が違うと思わせてがっかりさせてしまうかもしれないので言葉選びにとても悩むのである。ぴったりと誰にでも当てはまるような、誰に対しても好印象に思わせる、期待を損ねない正解のようなものがあれば良いのだが、きっと正解はないのだろう。5月初旬の今の時期に新一年生はどんどん他のサークルや部活への入部を決めている頃であるから、恐らくこの問題は解決することなく終わるだろう。
 
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