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オンライン辞書,Dictionary


No.205
作文
2016-05-02
出身: 日本
居住: 日本
10代 女性
ログイン名: こむぎ
タイトル:言葉遣いと母
 
自分の母親と話すとき、言葉遣いに悩むだろうか。普通ならまず悩まないだろう。私の場合は母ととても仲が良くくだけた口調でしか話さないため、基本的に悩むことはない。敬語で話すにしても、くだけた口調で話すにしても自分の母と話すときに言葉遣いに悩むことはないだろう。

しかし、私はある状況に置かれるとどうしても言葉遣いに悩んでしまう。最終的に普段の口調に敬語が混ざったとても不思議な言葉遣いをしてしまう事が少なくない。肝心なそのある状況というのは、母に怒られた時である。私の母は特別怖いというわけではないのだが、普段の仲が良い分気まずい空気が流れる。次の段落で具体例をあげながら説明しようと思う。

ある日、私は母からの頼み事を忘れてしまった。とても大事な事だったため結構な勢いで怒られてしまった。問題はその後である。気まずい空気の中、二人で囲む食卓に会話はない。何とも言えない気持ちでテレビを見ていると、母から明日の予定を聞かれた。気まずさに負けて敬語で話したところ、敬語を使ったことについて言及されてしまい言葉につまってしまった。

私はあの状況で、どう話せばよかったのだろうか。最終的な結論としては普段通りの口調で話した方がよかったと思うのだが、難しい。私の場合は母が相手であったが実際この話は、親しい相手であれば誰が相手でもあてはまることがあるだろう。今後はこの経験をいかして慎重に口調を選ぼうと思う。
 
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