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オンライン辞書,Dictionary


No.216
作文
2016-05-02
出身: 鹿児島県
居住: 千葉県
60歳以上 男性
ログイン名: 真っ赤な太陽
タイトル:日常会話のことばづかいに悩むとき
   私は、現在67歳の科目等履修生である。授業での班毎の話し合いで、若い方は相手が年上か年下か気になると発言していた。しかし、私は相手が2,3歳上でも下でもあまり意識してこなかった。丁寧な言葉づかいをしていれば、それでいいのではという位に考えてきた。

 今回のテーマを与えられて、改めて考えた。丁寧な言葉をつかうということは話し方にあまり気を使わないが、誰に対しても同じような話し方になりかねなく、こういう安易なやり方だけでよいのだろうかと。
また、丁寧な言葉を使うはずなのに、話し合いの時にきつい言葉になったりもする。

 諺に「親しき仲に礼儀あり」とあるように、丁寧な言葉は決して悪いことではないと考えている。ただ状況によっては相手との間に距離を置いたような感じになったり、長い付き合いなのに、他人行儀な印象を与えてきたかもしれないと思い直した。このような言葉づかいをしてきたのは、相手の言葉で自分自身が傷つきたくないというような一種の守りの姿勢が無意識のうちにあったのかもしれないと考えている。

 人の話す言葉は、その人の性格や気持ちを表す。通り一遍の形式的な人間関係ではなく、豊かな人間関係を築くためにも、場や相手に応じた適切で、効果的な言葉づかいをしていく必要がある。
 また、相手の話を聞くこちらの話し方や姿勢は、相手にも大きな影響を与える。話し合いの内容等にもよるが、できるだけ冷静に、論理的に話し、表情豊かに、にこやかに全身で聞くように努めたい。

 言葉づかいについては、本だけでなく、学ぶ場所や機会は沢山あり、日常生活やテレビ等で他の方の話し方やその流れを聞いて学び、工夫していきたいと考えている。
 
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