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オンライン辞書,Dictionary


No.227
作文
2016-05-02
出身: バンコク
居住: 東京
10代 女性
ログイン名: なぁ
タイトル:仲の良い先輩との言葉遣い
  私は部活で仲の良い先輩がいる。私が言葉遣いに悩むのは、その仲の良い部活の先輩と部活中に話すときである。

 私が所属している部は運動部であり、規則は割としっかりしている。私は今までずっと運動部に所属してきて、年上のひととため口で話すなどもってのほかだったため、両親以外の年上のひととため口で話す機会は全くと言っていいほどなかった。しかし、大学で入った部活の先輩と仲良くなって毎日連絡を取るにつれてため口にしてと言われるようになり、個人的にはだんだんとため口で話すようになってきた。個人的に話す分にはいいのだが、部としてはやはり上下関係があるため敬語で話さなければならない。それにも関わらず、その先輩は私が部活中に敬語で話すことでさえ嫌がる。私は、その先輩とは部活中はなるべく直接話さないようにして、話すときは同期のみんなも巻き込んで間接的にため口で話すようにするなど工夫した。それでも嫌がるため私はいつも言葉遣いに悩まされている。

 日本では年功序列という仕組みがしっかり根付いていて、年上は絶対というところがある。部としてはその仕組みがしっかりしているほうが運営もスムーズにいくし、そうあるべきだと私は思う。先輩と仲良くなるということはその仕組みを崩してしまうことにもなる。私は現在2年で下の学年も入ってきて、後輩が先輩にため口で話している光景はよくないし、外部からの部のイメージダウンにもつながりかねないと感じる。

 そのため私が出した結論は、オンオフをしっかり切り替えるということである。部活中は敬語で、ため口で話すのは個人的にだけということで先輩にも理解してもらいたい。しかしこの悩みはまだまだ続きそうである。
 
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