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オンライン辞書,Dictionary


No.231
作文
2016-05-02
出身: 東京都
居住: 神奈川県
20代 女性
ログイン名: えーこ
タイトル:子供に対して使う言葉
  私は子供の対する言葉の使い方で悩んでいる。なぜなら、私は子供を相手とするアルバイトを二つしているが、それぞれそこに集う子供たちの目的が違うからだ。

1つ目のアルバイト先はレストランのホールである。このレストランの客は子供連れの家族が多く、子供と接する機会は多い。彼らは言うまでもなく食事を楽しみにここへきている。私たちはその期待に応えなければならない。客に敬語を使うのは当たり前だが、子供に対して使うのはよそよそしすぎてよくない。「おいしかった?」や、「たのしかった?」などと話しかけることによって親近感を持たせることが大切なのである。

一方で、もう一つのアルバイトは中学受験用の塾のテスト監督である。もちろんここに集う子供たちは勉強することを目的としている。名門中学に合格しようと必死である。とはいえ彼らも一人の小学生である。塾で友達ができると、遊びたい、おしゃべりしたいと思うのは当然であろう。しかしテストとなるとやはり緊張感をもって臨んでもらわなければならない。だからあまりにも子供たちがうるさい時には「静かにしなさい」と注意しなければならない。だからといって怒ってばかりではよくない。私は1人の“先生”として子供たちの前に立つ身である。そういう立場の人間がずっと怒っていては、子供たちも居心地が悪くて下手したら塾に来なくなってしまうかもしれない。つまり塾のアルバイトでは距離感を保ちつつも親近感もある程度作らなくてはならない。

ただ話すとはいっても、口調・声量・言葉使いで大きく印象が変わる。時と場合によって使い分けていくことが大切である。そのためにも先輩がどうしているのか観察して、うまく対処していこうと思う。
 
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