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オンライン辞書,Dictionary


No.29
作文
2016-04-23
出身: 中国
居住: オーストラリア
10代 男性
ログイン名: ピタ
タイトル:言葉遣いによる誤解
  言葉遣いは心遣いだと言われている。だが、自分の思っている事をどのように正しく言葉に変えて伝えるかは、時々難しいと思う。自分の言いたいことがうまく伝わらなかった事例を皆さんに聞いていただきたい。

高校3年生の時の出来事だ。試験直前の休みに英語の先生とメールでやり取りをしていた。先生から卒業生の上出来な作文を送られて、評価するように言われた。したがって、その作文を読んだが、まとめがかなり普通だったので、「もっと実のあるまとめでも書けたと思います。最後は面倒くさかったんじゃないかな」という評価をした。面倒くさいというのは冗談だった。ストレスがすごくたまっていた時期だったから、笑えない冗談でも言おうかと思っていたが、先生に嫌味だと思われた。私が世話になっていたのに、先生の自慢の生徒の悪口でも言っていたように思われただろう。

また、10点満点の作文に私はいつも9点をとっていたから、どうやって10点が取れるかを先生に聞いた。「10を取るには公式なんかないよ!」や、「XXX(英語がすごく上手だった卒業生、前の人とは別)の38枚の作文に10点をとったのは一つしかないよ!」と言われた。それに対して、私は「そんなに難しいですか。じゃ、ホッとしましたよ」と答えた。なぜなら、例の学生でも滅多に取れなかった点数なら、他の科目に時間をかけたほうが全体的に点数が上がるはずだと考えた。でも、そのホッとしたというのも嫌味だと思われた。「もうあなたとこういうやり取りをやっていられない!何もかもにそんなに不満なのは知らなかった!」というような返事だった。

その後はもちろん謝って、誤解だという事を説明して、先生も理解してくれた。しかし、この事を思い出すたび、言葉遣いはやはり難しいと思ってしまう。この件は直接の会話じゃなく、メールでやり取りをしていたので、相手の表情や話し方が見えない。だから、感情がさらにわかりにくかっただろう。このように、言葉遣いを誤れば、心遣いも勘違いされかねないだろう。それからはもっと言葉遣いに注意しなくてはならないと思っている。冗談のような馴れ馴れしい言葉を言う前に、相手との関係をもう一度確かめた方がいいと思う。
 
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