選択した文章の本文です。

オンライン辞書,Dictionary


No.34
作文
2016-04-25
出身: 日本
居住: オーストラリア
10代 女性
ログイン名: oshushi
タイトル:テクノロジーに影響される言葉遣い
  テクノロジーが発展していき、人との通話がどんどん簡単になっていくにつれて、私たちの言葉遣いも少しずつ変わってきている。

どの国でも現代の若者同士は、主にツイッターやフェイスブックなどのSNS、それからラインなどの通話アプリを使って友達と通話をしている。こういう時私たちは、流行語や若者言葉などを自由に使いながら話し言葉で会話をする為、我々に とってオンラインの会話とは決して丁寧な言葉遣いを使う場ではない。

こういったシンプルなやり取りに慣れているせいで、私は最近書き言葉の言葉遣いに悩むことが多い。例えば、先生方や勤務先の人にメールを送るとき、どういった構成で書けばいいのかが分からなくなったり、どういった言葉遣いが最適なのかに悩んだりして、一通のメールを送るのに無駄な時間をかけてしまう事がある。高校時代に日本食レストランで働いていた頃は、年の離れた日本人の先輩からラインのメールでスタンプと言うイラストのメッセージが送られてきた時、自分もスタンプを使って返信してもいいのかが分からなくなり、挨拶や相づち代わりに スタンプを送った事があった。この時私は注意されなかったが、未だにこの選択が本当に正しかったかどうかが分からない。実際に日本で働いている若者の中にもこのような悩みを持っている人は多いのではないだろうか。

では、テクノロジーがどんどん進化してく中、このような問題はどう解決すればいいのだろうか。もちろん、私たち若者自身が社会で使う正しい書き言葉を学べばいいだけなのかもしれない。しかし、人々が新しい科学技術を日常生活に取り入れ、会話方法や言葉遣いが変わっていく中、今までのように「誰でも言葉遣いが完璧なのは当然」という考えを持つことはよくないのではないかと思う。若者が日常生活で正しい言葉遣いを使う機会が減ってきている中、社会人はこの様な理想を無理に押し付けるのではなく、社会の先輩として若者に正しい言葉遣いを教えてあげようという考えを持つ様になっていってほしい。
 
【コメントを書く】