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オンライン辞書,Dictionary


No.46
作文
2016-04-26
出身: 日本国
居住: 日本国
10代 男性
ログイン名: デルタΔ
タイトル:感謝の言葉を伝えるまで
  自分は高校時代に、先輩とはそこまで関わりは無かった。理由は自分が入っていた部活(写真部)では、お互いに現役どうしで交流した先輩は1人しかおらず、さらにその先輩が2学年上だった為、先輩との交流期間は、1年くらいでしかなかった。
 
 その分自分が2年だった頃、後輩が4人入ってきた。自分の言葉遣いが、相手が後輩とはいえ、同学年もおらず1人で部をまとめなければならないプレッシャーからか、全然やることができていなかったりした時に、ついエキサイトしてしまい、言葉が荒れてしまった。「てめえなめてんのか?」とか「とっととやれよ。」とかまだ部のことや技術のノウハウなどが分からない後輩に対して、自分のペースで走りすぎたせいか荒れてしまい、度々部の中を炎上させる問題児と化した自分がいた。だがぎくしゃくしながらも後輩達はそんな自分を理解しようとしてくれた。それに気づけないまま2年が終わってしまった。
 
そして3年生。自分は今まで後輩にいいところを見せられず、荒い言葉と問題行動を重ねて来ていただけに、新たな部員獲得と、最後に結果を出すことに必死だった。そんな中で、部員はなんと5人入ってきた。そして部員数は、創部以来初の2桁である10人に増えた。その時、今まで問題発言や行動によって苦しめてきた2年生の後輩に、初めて「ありがとう。これはみんなのがんばりのおかげだよ。」と感謝の言葉が言えた。そしてその後の写真コンテストで、自己初の表彰をされた。やっとみんなの想いがその時つながった気がした。
 
ついにそんな部活から引退する時がきた。サプライズをしてもらって、あんなに言葉遣いが悪かったり素行不良だったりした自分が、みんなと楽しい一時を過ごせた日だった。
最後にきちんとお礼ができていた。
 
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