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オンライン辞書,Dictionary


No.55
作文
2016-04-26
出身: 中国
居住: オーストラリア
20代 女性
ログイン名: 抹茶大福
タイトル:女性語についての勉強と発想
  日本語には男性・女性特有の文末形式や語彙が存在し、男女それぞれ男性語・女性語を使い分けてことばを話している。私も日本語の勉強をしていて、女性語に対して興味が湧いたが、母語の中国語の表現に男女差はほとんどないし、加えてアニメでよく使われるタメ口や砕けた言葉遣いに影響を受けたので、「自分は女らしく女性語を使うべきか」と悩んでいる。

現代の女性語についてネットで調べたら、その結果、今はせいぜい、「〜わよね」「〜なのよ」「〜だわね」程度と、劇中作品で役割語として機能していると判明した。

そうなると、日常で女性語を使うと、逆に「時代遅れ」の印象を人に与える。例えば日本語の授業後、いつも「食べに行こうよ」で友たちとワイワイしているのに、「今からお昼ご飯を食べに行くかしら?」と変わっても可笑しいと思われるだけかもしれない。

こうして、この男女平等な時代で女性語の存在必要性を考えたが、「女性語」は女性としての魅力を高めるための言葉の使い方と人間関係で役立つ会話のテクニックを含めて定義するべきだ。つまり、ただ歴史的に作られた男性との心理的や社会的な違いを表すだけではなく、単に語尾を「〜よね」「〜かしら」と言い換える言葉やルールでもなく、女性ならではの魅力を演出する言葉の使い方こそが「女性語」だと思う。

だから、その存在は現代でも重要だ。私もこれからの日本語会話で、相手が心地良く感じられる女性らしい言葉遣いや話し方を学びたいと思っている。
 
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