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教育は人間社会にとってかけがえのない役割を果たすのは明らかである。だが、近年急激に広まった大規模公開のオンライン大学講座、いわばMOOC（ムーク）の誕生に伴い、大学に通うのはいかなる価値があるのかに纏わる激しい論争が引き起こされている。大学に通うことは高い学費がかかると共に、4年間の貴重な青春を消費してしまう意見がある。しかしながら、私は大学に行く価値があると信じている。
一生をかけて継続的かつ自主的に学び行為を行う心構えは人類の発展に非常に重要である。ところが、人は社会人になると時間や精神的なゆとりがないせいか、学習意欲が低下するとよく言われている。このような考え方を産んだのは、「勉学は学生の責任であり、仕事は大人の責任である」という絶対的な偏見には間違いない。
だが、この社会に定着した偏見を覆せるのは大学である。アルバイトやインターンをしながら大学生として独りでに思考活動を学習に優先的に充てることによって、私は勉学と仕事の両立の仕方を学べる。これは社会人になるための重要な予備校知識だ。なぜかというと、勉学と仕事の両立は不可能ではないと心得られるからである。
大学時代はこの覚悟を我々の芯にささやかに叩き込み、学習と職業のバランスをうまく取れた生活に馴染ませ、人間社会にとって生涯学習を促す不可欠なツールである。大学時代は人生の夏休みとは大きな誤解だ。むしろ、人生の夏季講習である。
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