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私は飲食店で接客のバイトをしていました。もちろん私は敬語でお客様と会話をしなくてはいけません。ですがそれは簡単なことではありませんでした。日常会話の中でも、私の乏しい日本語力に気づいた友人は私が日本人であることを疑ってきたり、テレビも何も見ずに家の中で鎖国されて生きてきたのかと言ってきたりします。自分自身言いたいことを上手く伝えられなくもどかしい気持ちになることがよくあります。そんな私にとってお客様に失礼のないように敬語で話すことはとても難しいことでした。そのため不安げな表情で話しかけグチャグチャっと話し終えていました。
しかし、開き直った私は、分からない時は謝りながら伝えやすい言葉で話すようにしました。すると今まで何言ってんだコイツという反応だったお客様が笑顔で応答してくれるようになりました。
苦手なことを出来るように努力することは大切ですが、出来ることで補えるように工夫することも大切だと学びました。
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